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ミッション推進

「大事なのは、今熱い仕事をしてもらうこと」
部下のキャリアオーナーシップの育み方

チームにおいて、個人のキャリアオーナーシップ(※望むキャリアの実現に向けて主体性を持って取り組むこと)を育むには、組織の環境も大きく関わってくる。パーソルキャリアにはチームメンバーが才能を次々に開花させ、多様な企画を立ち上げてきた組織がある。採用ソリューション事業部採用プロモーショングループだ。組織のメンバーが活躍するにはサポートし、取りまとめる管理職の存在は欠かせない。今回は当該グループのマネジャーを務める細田真吾のマネジメントに注目し、部下のキャリアオーナーシップを引き出す方法をひもとく。

細田さんprofile用

細田真吾

採用ソリューション事業部
採用プロモーション第1グループ
グループマネジャー

「企画には口出ししない」

ー採用プロモーショングループは、既存の「doda」商品の枠組みを超えた企画を通じて、パーソルキャリアとしてさまざまなクライアントの課題に応える部署です。ユニークな制作物は、社内外から注目を集めていますね。

細田: ありがとうございます。14人いるチームメンバーの制作実績の一例を挙げると、仁木俊輔は、大手IT企業の採用プロモーションにおいて2022年のオウンドメディアリクルーティングアワードを受賞したHR(Human Resources)業界でも指折りのプランナーですね。
ほかにも、プランナーの浜崎高樹が各自治体で開催している採用力強化セミナー「採用専門塾」の講師を務めたり、時短勤務ではたらく杉山美帆が「まいにちdoda TV」というお笑いタレントの方が登場する採用動画メディアを立ち上げたりと、メンバーそれぞれが活躍の場を広げています。

―これらの実績は、細田さん自身がリーダーシップを発揮した結果ということなのでしょうか。

細田: いえ、ぼく自身が細かく企画に介入することはほとんどありません。それよりも、「モチベーションを高めるアサインメント」「顧客課題の本質をチェック」「進行に必要な環境整備」など裏方に徹しています。あとは、企画の骨子ができたら、社内の担当者に「こんなことがしたいんです!」と伝えて、人的リソースや予算を獲得するのもぼくの役割です。

―となると、マネジャーの役割とは、どのようなものだとお考えですか?

細田: 大きく分けると2つ。1つはメンバーに気持ちよくはたらいてもらうための環境づくり。ぼくのチームの半数は、エキスパートと呼ばれる高いスキルと知見を持っているメンバーです。よって、制作におけるディレクションが必要なのではなく、力を発揮できる場づくりを最優先に考えています。

―エキスパートの集まりとあって、リーダーシップを発揮するよりも個々の力を発揮してもらうことが大切ということでしょうか。

細田: はい、そうですね。それぞれのメンバーが仕事の仕方を確立しているので、おおまかに向かう方向性を揃えることで強い力を生むことができます。組織を動かすに当たって、「具体的なパーパスを掲げて同じ思いで進めて行こう」という考えもありますが、一人ひとりの行動基準や価値観って実はバラバラ。いいものをつくるのに専念したい人もいれば、数字を上げることがモチベーションになる人もいます。そこで具体的なパーパスを押しつけても無理に抑え込んでしまうだけ。人の思い、つまりは、うごめきのような個々の行動基準を一つの方向に整えることさえできれば、あとは寛容に構えているほうが、力は発揮しやすいと思っています。もう一つは、現在志向を大事にしています。

キャリアを形づくるのは未来だけでなく“現在”志向だ

―現在志向、とは何ですか?

細田: キャリア形成って、未来のことを考えることだと思いがちです。大きなゴールを見据えるのは大事ですが、ぼくは、振り返った時にできている足跡のようなものがキャリアなのかなと思っています。未来のために今の時間を切り売りするよりも、この瞬間、いちばん力が湧くような“やりたい仕事”を主体的にすることで、結果としてキャリアが形づくられるように思うんです。だから将来のビジョンは共有しながらも、メンバーの“現在”をより大事にしています。

―“やりたい仕事”を主体的にできる環境を細田さんが整えているからこそ、メンバーが力を発揮できるのでしょうね。

細田: 主体性がある人たちが集まったからこそ、魅力的な組織になったと思っています。仕事で自分を表現できて、仕事が好きだから、みんな、どんなに忙しくても笑って仕事をしているんです。困難があったとしても「この企画を通したい」という強い意志と乗り越える実行力もあります。本当にすごいんですよ。誰に案件をもらうでもなく、自分たちで仕事を探して企画を提案しているので。自分のやりたいことができていたら、活き活きしますよね。

メンバーへのリスペクトがぼくの原動力

―この取材をするに当たって、一部のメンバーからコメントをいただきました。

細田: え!

―仁木さんのコメントを抜粋します。「組織をつくっていくのは一人ひとりのメンバーである、という考えをもとに、メンバーが何を考え、何をやりたいのかを聞き、実現に向けて道筋をつけてくれる『傾聴』の塊。『やってみなはれ』を体現してくれるので、メンバーが自由な発想で企画をすることができます」とのことでした。

細田: ありがたいです。メンバーは純粋に企業の採用活動を応援し、求職者の助けになりたいと思っています。そして生み出すものは面白く、今までにない企画。一方で、既存のルールからはみ出ると、困難にぶつかることも。でも新しいことを生み出すには、動かなければならない。だからどうしたら実現できるかをいっしょに考え、伴走し、調整します。ぼくができることは「メンバーが思いを込めた熱い仕事をし続けられるよう、努力をすること」です。それが、彼らのキャリアオーナーシップを育んでいくはずですから。

―自分のメンバーや組織への尊敬が伝わってきます。そのようにメンバーの方を思えるのは、どうしてなのでしょうか。

細田: 自分にはないものを持っているからですね。だからこそ、メンバーがやりたいと思ったことをなんとか実現できるように動く。動きたい、と思わされるんです。それが、ぼくなりのマネジメント論でしょうか。

―ここまで、メンバーのキャリア形成を中心に話してきましたが、細田さん自身はどのような将来像を思い描いていますか?

細田: この仕事と自分の能力を通じて、社会善につながる仕事がしたいと思っています。地域でのはたらき方であったり、キャリア教育の場であったり、ソーシャルベンチャーの支援であったり。社会的な課題がいくつもあるので、自分たちがそこに携わることで必要な場所に必要な「はたらく」を届けていきたいです。それと、今はマネジャーという立ち位置ですが、メンバーに触発されてプレーヤーとしても動きたいとも思っています。

インタビュー時の細田さん

※掲載している内容・肩書・社員の所属は取材当時のものです。

編集:パーソルキャリア広報部 ライター:石川裕二

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