調査・データ

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doda転職求人倍率 2023年6月は2.26倍(前月差+0.06ポイント)
~依然としてDXやクラウド化の需要は高く、
エンジニア(IT・通信)で転職求人倍率が10倍超え~

パーソルキャリア株式会社が運営する転職サービス「doda(デューダ)」(編集長:加々美 祐介)は、2023年6月の転職求人倍率をまとめた「doda転職求人倍率」を発表いたします。
なお、6月の業種別・職種別の詳細データや過去のデータについては、下記URLで公表しています。

・doda転職求人倍率レポート:https://doda.jp/guide/kyujin_bairitsu/
doda転職求人倍率は、中途採用市場における需給バランスを表すもので、dodaの会員登録者(転職希望者)1人に対して、中途採用の求人が何件あるかを算出した数値です。
<算出式:求人数(採用予定人員)÷ 転職希望者数>※分子・分母はdoda独自の定義により算出したものです。

■2023年6月の概況
・転職求人倍率
2023年6月の転職求人倍率は、前月から+0.06ポイントの2.26倍となりました。求人数は前月比104.0%、前年同月比131.6%となりました。転職希望者数は前月比101.3%、前年同月比111.3%でした。

・求人増加率 P.2「■業種別 求人数増加率」「■職種別 求人数増加率」参照
求人数は、業種別では12業種(「その他」は除外)のすべてで前月から増加しました。最も増加率が大きかったのは「エネルギー」(前月比111.4%)、次いで「レジャー・外食」(前月比108.4%)でした。職種別でも11職種(「その他」は除外)のすべてで前月から増加し、増加率が最も大きかったのは「専門職(コンサル・金融)」(前月比107.3%)、次いで「事務・アシスタント」(前月比106.7%)となりました。

■解説と今後の見通し(doda編集長 加々美 祐介)
・2023年6月の解説
依然としてDXやクラウド化の需要は高く、エンジニア(IT・通信)では転職求人倍率が10倍超え
6月の求人数は前月比で104.0%に増加し、本定義で転職求人倍率を算出した2019年1月以降で過去最高値となりました。求人増加率が大きい「レジャー・外食」では、飲食店店長・現場スタッフポジションの求人が増加しました。これは、コロナの5類引き下げによる人流回復を背景にインバウンドを含めたさらなる外食需要の復活を見込み、事業拡大を行う企業が増えたからだと思われます。また、職種別で最も転職求人倍率が高い「エンジニア(IT・通信)」では、3カ月ぶりに10倍台に上昇しました。DX推進やクラウド化の需要が高まっており、この傾向は今後も続くと思われます。転職希望者数は、夏の賞与後に転職を検討する人が増える傾向にあり、例年どおり増加しました。

・7月以降の見通し
7月の求人数は、構造的な人手不足と経済活動の活性化を見越して引き続き企業の採用意欲が高まることが予想され、増加すると思われます。一方で、転職希望者数は、夏季休暇の影響で7~8月は一時的に転職活動を休止する傾向がみられるため減少すると見込まれます。求人数は増加し、転職希望者数は減少するため、転職求人倍率は上昇するでしょう。

解説者プロフィール doda編集長 加々美 祐介(かがみ ゆうすけ)
2005年、株式会社インテリジェンス(現パーソルキャリア株式会社)に入社。人材紹介事業、転職メディア事業で法人営業、およびマネジメントを担い、一貫して企業の採用支援、個人の転職支援に従事。
2013年にはカルチャー変革の仕組みづくりと推進をミッションとした新規部署を立ち上げ、企業変革を成功に導くためのチェンジマネジメントを主導。2014年には人事部門も管掌し、人事制度企画や採用、異動・配置転換、組織・人材開発など、ビジョンの実現と経営戦略の実行に向けた、戦略人事全般を担う。2019年、新しいマッチングサービスを開発する新規事業開発部門を立ち上げ、本部長に。ダイレクトリクルーティング全般、そしてハイクラス転職サービス「iX」(現「doda X」)の事業・プロダクト開発を牽引。2021年には執行役員に。2023年4月、doda編集長、プロダクト&マーケティング事業本部 事業本部長に就任。

転職サービス「doda」についてhttps://doda.jp
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