心身の健康

心身の健康

パーソルキャリアが考える
キャリアオーナーシップを育むための6つの取り組み
〜②心身の健康〜

パーソルキャリアでは、“人々に「はたらく」を自分のものにする力を”というミッション実現に向けて、個人が自分のキャリア、そして人生に対して主体性(=オーナーシップ)を発揮する「キャリアオーナーシップ」を育む社会の創造を目指しており、そのために社内でもさまざまな制度の導入や取り組みを行っている。今回はその取り組みの一つである社員の「心身の健康」を紹介する。

心身の健康の位置

「心身の健康」がなぜ必要なのか?

キャリアオーナーシップを育むためには、社員の「心身の健康」がその源になると考えている。なぜなら社員個人が心身のコンディションを自ら整え、パフォーマンス発揮を最大化していくことは、主体的にキャリアを選択していくことの土台になると考えているからだ。パーソルキャリアでは、まずは社員自身がその人らしい“健康”を知り、理解した上で、自身の行動を選択できる環境を支援する施策を推進している。

「身体」の健康維持に必要なのは行動のきっかけ

パーソルキャリアが年に1回行っているエンゲージメントサーベイの「心身の健康」では、「心身の健康」を保つことでパフォーマンス発揮へのプラスの影響があるという意識や、健康の維持・増進の取り組みへの関心においてはポジティブな回答が多かったものの、健康の維持・増進に向けて「行動が起こせていない」と回答した社員は全体の5割を占めた。具体的には「何かやりたいがきっかけがない/欲しい」「習慣化するまで大変そう」という声が多いことが分かった。

そこで、行動のきっかけとなる機会づくりとして、2022年、2023年にRIZAP社とコラボするかたちでオンライントレーニングを実施した。トレーニング内容はオフィスでも自宅でも道具なしでできるストレッチを中心とし、実施時間も朝、ランチタイム、夕方など社員が参加しやすい時間帯を複数用意した。

社員が気軽に参加できることを重視した結果、参加人数も延べ4,000名近くとなり、参加者の事後アンケートでもこうしたリフレッシュや運動不足解消につながる施策の継続を希望する声が多く、施策の手応えを感じることができた。今後はさらに、社員同士のコミュニケーション促進につながるような「楽しさ・面白さ」の要素も含んだ参加しやすい仕掛けなど、社員の多様なはたらき方を後押しする施策を検討していきたいと考えている。

また、「食事・睡眠」に関しても、コラムやメルマガ発信などを行い、社員が自分の健康を考える機会を提供している。さらに「はたらく×健康」をテーマに、社内イントラにて行動習慣やリテラシー向上につながる情報や社員が行っている取り組みを発信。実際の社員の取り組みであれば、「自分もこれならできそう」と身近に感じてもらいやすいため、行動までの心理的なハードルを下げることが狙いだ。

「心」の健康を保つためのストレス対処とセルフケア

社員の健康に関するリテラシーを高めるために、全社員に向けてセルフケア研修を、「知る・理解する」「行動する」のステップに沿って進めている。

この研修で最も大切にしたのは、パーソルキャリアの「はたらく課題」に沿った内容になっているかという点。パーソルキャリアの主幹事業である人材サービスは、社内外で人と人とのコミュニケーションが多いため、予測できないストレスや、無意識のうちにストレスを抱えるケースも多いからだ。

「知る・理解する」では、セルフケア研修「基礎編」として、自分がストレスを感じやすい場面や思考の癖を把握してもらい、基本的なセルフケア方法を共有した。

研修コンテンツは、社員の声をヒアリングした上で、業務上考えられるさまざまなシチュエーションごとにストレス対処法を提示し、産業医のコメントも付加した。そして、一部コンテンツでコミックラーニングを採用。受け手側のハードルを下げるとともに、文字だけでは敬遠されがちな情報も、漫画にして伝えることで理解を深めてもらう工夫なども行った。

「行動する」では、2023年8月からセルフケア研修「実践編」をスタートした。

基礎編でセルフケアの重要性を理解した上で、実践編ではすぐにでも活用できるTipsを紹介するなど、行動につなげる支援をしている。

「心」と「身体」両面にアプローチする社員巻き込み型のイベントを企画

パーソルキャリアではコロナ禍後もリモートワークをしている社員が多数いる。はたらく柔軟性がある一方で、業務以外で気軽にコミュニケーションが取りづらいことにより、孤独感やストレスを抱える社員も増えている。

そこで2023年11月には、「心」「身体」の健康課題の両面からアプローチできるよう、「いつもよりちょっとがんばって歩いてヘルシーにインセンティブゲット!」というテーマで、オンライン・ヘルスリテラシー・フェスティバルを開催した。

道具がなくても誰でも手軽に参加できるウォーキングをしながら、社員同士が気軽にワイワイ楽しめる対抗戦などの要素も取り入れた。今後もテーマを変えながら、定期的にヘルスリテラシーイベントを実施する。

「心身の健康」をもっと世の中へ

「良いパフォーマンスは、良いコンディションから育まれる」「自分のコンディションは自分で整えていく」という意識を持つ社員が増えれば、より主体的な選択が可能になり、社員のキャリア、ひいては会社の事業にもメリットをもたらす。

主体的な社員が多い組織は、限られた時間で成果を上げることができ、長時間労働の抑制にもつながる。そして、時間や心の余裕が生まれることにより、プライベートにおける幸せにもつながっていくだろう。パーソルキャリアが率先してこの流れを作り、「心身ともに健康で、主体性を持った選択をできる社員」を増やしていくことで、社外へ伝播していきたい。

※掲載している内容は取材当時のものです。

編集:パーソルキャリア広報部 

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